頭の中がごちゃごちゃ……こんな事態に直面!?“頭の回転を速くする”ための思考術
自分が1つのことを考えている間に相手はその先まで考えていることに気付き、「どうして自分は頭をもっと速く回転させられないのかな……」と悩むことはありませんか? そんなときは、次のように思考の基準を設けたり、意識して先回りして考えたりすることで、グンと頭の回転をスピードアップさせることができますよ。
■結論から考える
結論に至る過程ばかりに目を向けてグルグル考えていると、なかなか抜け出せないことってありますよね。そんな場合は、結論が決まればそこまでの道筋も見えやすくなりますから、先に結論をイメージするようにすることが大切です。結論が見えないまま相手と話していると、時間がかかるばかりで何も解決できないことがありますから、相手と一緒に結論を決めるところからコミュニケーションをスタートさせるとよいでしょう。
■先を読む
目の前にある課題や論点だけでなく、そこから派生する次の段階についてもイメージしながら頭の中を整理していくと、次に考えなければならないこともスムーズに視野に入れることができます。「1つを決めたらその後に新しく決めなければならないものが生まれるかもしれない」という視点で考えることで、自然と先を読めるようになっていきますよ。
■短く説明する
自分にも相手にも、どんなこともシンプルに短く説明するように日頃から心がけると、思考もシンプルになって複雑なものもスムーズに紐解けるようになっていきます。複雑なものを相手に伝えるには、シンプルに整えて順を追って伝える必要があるはずです。自分の頭の中を整理する際も、誰かに説明するような気持ちで1つずつ分かりやすく考えるようにすると、本質や要点を把握しやすくなります。
「なぜあの人はあんなことを瞬時に思いつくのだろう……」と感じたら、自分はその視点を意識して考えていないのだと気付けたということです。意識することで視野に入ってくるものがたくさんありますから、「結論は?」「この先にまだ検討事項がありそう?」「端的に言うとどういうこと?」などと頭の中で問いながら思考を広げていき、気付ける自分になっていきましょう。
(Nao Kiyota)
