いつもとは違う対策を!都市部と地方の紫外線の違いとは?
子どもたちや学生は夏休みに突入しましたね。仕事をしている人たちならお盆休みも近付いてきました。そんな中、旅行やアウトドアの計画を立てている人もいるのではないでしょうか。その際、もし都市部以外の地方に足を伸ばそうと検討しているのなら要注意! 実は、地方と都市部とでは紫外線対策のやり方が違うのです。詳しくみていきましょう。
■都市部とそれ以外の地方では紫外線による影響に違いがある!?
地方といえば、自然に囲まれて周りにビルやマンションが何一つない広大な景色が思い浮かびます。管理栄養士の篠原絵里佳さんによれば、「環境が都会とは異なるため、受ける紫外線ダメージも変わってくる」そうです。
自然の多い地域では、都市部と比べてビルや建物などの日陰が少なく直射日光を浴びることが多いため、紫外線が直接届きやすくなります。また、都市部では排気ガスなどでやや空気が曇りがちですが、地方は比較的空気が澄んでいるので直射の影響が強く出やすいといわれます。ただし、都市部は紫外線の約10%の影響を受けるといわれるビルやアスファルトなどによる反射が多く、地方では少ないという違いもあります。
■都市部と地方の違いを踏まえた紫外線対策が必須!?
前述したような理由から、地方で都市部と同じ紫外線対策を行っていては直射による紫外線ダメージが深刻になってしまいます。もちろん、紫外線対策の基本である「日焼け止めをこまめに塗り直す」「帽子やサングラスを活用する」「10時から14時の紫外線の強い時間帯の外出を避ける」といった方法は、都市部でも自然の多い地方でも同じように重要です。
加えて、地方では「空気が澄んで紫外線が直接届きやすいため、屋外活動時は広範囲に日焼け止めを塗布する」「標高が高い地域では紫外線が強くなるため、UVカット素材の衣類やつば広の帽子を活用する」といった対策も実践しましょう。
■紫外線対策として優先的に取り入れたい栄養素とは?
地方では知らないうちに紫外線をたっぷり浴びてしまうこともありますから、体の中からの対策として「強力な抗酸化作用を持ち、紫外線によって発生する活性酸素を抑えることで肌へのダメージを軽減する働きのある栄養素『リコピン』の摂取がオススメ」と篠原さんはいいます。リコピンはトマト、スイカ、ピンクグレープフルーツなどに豊富に含まれています。どれも夏にぴったりの食材なので、地方に出かける際や出かけた後は積極的に食べるのがよいでしょう。
他に、「肌の健康維持やバリア機能の維持をサポートする『ビタミンA』、酸化ストレスからメラニンの生成抑制まで幅広くサポートする『ビタミンC』などもオススメ」なんだそうですよ。その他の栄養素についての詳しい効果などは大塚製薬の「栄養素カレッジ」で確認できます。ぜひ合わせてチェックしてくださいね。
