「AI GACKT」出演“陰謀論系討論番組”が「圧力で全削除」示唆も…「“自作自演”の憶測」が相次いでしまった理由
格闘技イベント「ブレイキングダウン」のCOOを務める有名実業家・溝口勇児氏が立ち上げた都市伝説チャンネル「NoBorder」。
安倍元総理が銃撃された日に合わせて今年7月8日にスタートして以来、同チャンネルにはミュージシャンのGACKTをAI化した「AI GACKT」のほか、Kダブシャイン、アレン様、ユーチューバーのヴァンビらが出演。「地上波では絶対できない陰謀論系討論番組」を掲げて、安倍元総理銃撃事件やメディアコントロールといったテーマを扱い13万人を超える登録者を獲得している人気チャンネルである。
そんな「NoBorder」に異変が生じたのが7月20日のこと。溝口氏がXで「NoBorderのチャンネルがいきなりバンされて動画全消し」と報告。AI GACKTのアカウントもXを更新し、「ボクの発言が真相に触れたからかもしれないな…」「つまり、消したい事実があったというわけだ」と何らかの圧力によって動画が削除された可能性を示唆したのだ。
ITジャーナリストが解説する。
「圧力がかかったかどうかはさておき、ギリギリのラインを攻めた内容だけにYouTubeの運営から削除されることは十分あり得る話。ただ、SNS上では動画の削除について『自作自演ではないか』との指摘も相次いでいるんです」
指摘の背景となっているのが「YouTube上での表示」だという。同ジャーナリストが続ける。
「通常、運営により削除された場合は『ガイドラインに違反している』といった文言が表示されるものの、見られなくなった『NoBorder』の動画リンクを開くと『この動画はアップロードしたユーザーにより削除されました』と表示される。この文言を受けて自作自演を疑う声が多発している状況です」
もっとも、自作自演で確定というわけではないようだ。
「これまでもYouTubeでは告知なしに仕様が変更になることが頻繁にあった。この表示だけで自作自演と決めつけるべきではないでしょう」(前出・ITジャーナリスト)
真相が明らかになる日はくるか。
(塚原真弓)
