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2025/08/04 07:25

大谷翔平“投手・打者”対決も!バーチャル技術が生み出す「猛烈リアリティ」【元NHKアナ・中村克洋「人生を動かす“顔”パワー」講座/顔と夢実現⑧】

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2025/08/04 07:25

 今回は、「“イメージ”がいかに強大で“夢実現”に最適であるか」を、スポーツの例を借りてご紹介します。

■コーチする時には“言葉”では限界がある

 アナウンサー時代に大リーグの中継をしていた時のことです。日米のコーチングの違いは、「まるで逆」ということを当時、解説者を務めていた、巨人の名投手で名監督だった藤田元司さん(故人)から教わりました。
 
 たとえばバッティングをコーチする場合、日本では“理想的なフォーム”に近づける指導をするのに対して、アメリカのコーチは、全く逆なのだそうです。たとえフォームは理想からほど遠く“ガチャガチャ”であっても、コーチが、そういう状態がベストと判断すれば、それを憶えておき、スランプの時は、その独特なガチャガチャなフォームに戻す指導をするというのです。
 
 ただ、藤田さんのお話では、どちらのケースでも、「“言葉の限界”に苦しみます」というお話でした。“限界”とは、言葉というものの情報量の少なさという意味です。理想のフォームにせよ、選手独自のフォームにせよ、それを言葉で伝えようとすると、言葉の情報量では限りがあるのです。目の動き、筋肉の力の入れ方のタイミング、軸足からの重心の移動など選手当人にしかわからない“微妙な感覚”の全てを言葉で伝えることは難しい。結局、「選手自身に、そのイメージをつかんでもらう、または思い出してもらう」ということしかないというのです。

■バーチャル・トレーニングの脅威

 最近は、発達したバーチャル・テクノロジーを利用して“バーチャルなイメージ”を作り出し、それを使って練習して“勝利という夢実現”を果たす方法が考え出されています。具体的には、あるピッチャーの投球フォーム、球種、球速までを、忠実かつ克明にバーチャル映像で再現。これに対し、打撃を練習する選手が“バーチャル・スクリーン”のゴーグルをかけ、バットを持ち、その映像の中に入っていく。映像の中では、そのピッチャーの姿がマウンド上に見えるのみならず自分の足元、ホームベースの位置など、まさに本物のバッターボックスに立ったのと同じように、リアルに体感することができるのです。
 
 打者は、相手の(バーチャル)ピッチャーのあらゆる球種を何度でも体験でき、もちろん、打った打球の行方を追うこともできます。まさに、「イメージからイメージへ」の直接コーチング。言葉はいっさい使われない。これを実際に体験した選手の話では、「繰り返しチャレンジできて、失敗を反省できるので、猛烈に練習になる。こんなことしていいのかな?というぐらい相手ピッチャーに対する自信がつく」というものがありました。
 
 このように、イメージは“膨大な量の情報”とともに“猛烈なリアリティー”を伴います。だから、夢実現には効果的。“マネッシーくん”(何でもマネする細胞、ミラーニューロン)がマネしやすいのです。これが夢実現のためには、“言葉”より、絶対に“イメージ”のほうが有効という理由です。

■大谷選手は大谷投手の球が打てるか?

 実は私には、このバーチャル・トレーニングマシンを使って、やってみたいことがあります。あの大谷翔平選手に、ピッチャーとして自分自身が投げた160キロ超級の快速球を、バッターとして打ってもらいたいのです。ピッチャーの大谷選手と、バッターの大谷選手の対決は、はたしてどちらが勝つのでしょうか?

 データの対比ではとてもできない、バーチャル・イメージでのこの対決は、かなり興味深い対決、これまで考えられなかった“夢の対決”ではないでしょうか?

 次回は「やる気スイッチの入れ方」です。

●プロフィール
なかむら・かつひろ1951年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業後にNHK入局。「サンデースポーツ」「歴史誕生」「報道」「オリンピック」等のキャスターを務め、1996年から「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)ほか、テレビ東京などでワイドショーを担当。日本作家クラブ会員。著書に「生き方はスポーツマインド」(角川書店)、「山田久志 優しさの配球、強さの制球」(海拓舎)、「逆境をチャンスにする発想と技術」(プレジデント社)、「言葉力による逆発想のススメ」(大学研究双書)などがある。講演 「“顔”とアナウンサー」「アナウンサーのストップ・ウォッチ“歴史館”」「ウィンウィン“説得術”」

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