【べらぼう】寺田心も今や身長175センチに成長したのに松平定信役は井上祐貴にバトンタッチ
8月3日放送のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第29話「江戸生蔦屋仇討」のラストシーンに登場した井上祐貴演じる松平定信に注目が集まっているようだ。
松平定信の幼名は田安賢丸。これまでは寺田心が演じていた。
若くして田安家の後継者、また、10代将軍・家治(眞島秀和)の後継と目されていた賢丸(寺田)だったが、田沼意次(渡辺謙)の助力により陸奥白河藩の養子に。そのため幕政の中心から遠のき、意次に恨みの感情を抱いたと思われる。その証拠に、井上演じる定信は、第29話のラストシーンで鋭い目をして「仇…」と呟いていた。
意次の失脚後は11代将軍・家斉(城桧吏)の下で老中首座に就任し、寛政の改革を断行。定信(井上)は風紀の取り締まりから蔦重(横浜流星)に厳しい処分を科すこととなることが、史実としてわかっている。
賢丸が成長し、これから定信として活躍するところで、寺田から井上にバトンタッチとなったようだが、寺田ももう高校2年生で17歳。そろそろ「大人」を演じることができる役者になったと思う。
7月7日放送の「DayDay.」(日本テレビ系)では、「寺田心のひらめきレシピ」というタイトルのVTRに出演していた寺田。「節約食材で作る簡単晩ごはん」として、非常に慣れた手つきで「こねないハンバーグ テリヤキ風」「もやしと厚揚げのうま辛あえ」「豚こまとにんじんのさっぱりあえ」「ミルクみそ汁」の4品をチャッチャと料理しながら、身長が175センチになり、ベンチプレスで80キロを持ち上げたと話しているのを見て「大人になったなぁ」と感心したばかり。
「べらぼう」では、11代将軍・家斉を演じる城が18歳だから、定信は17歳の寺田でなく29歳の井上が演じることになったのだろう。寺田には早く「大人」を演じてもらいたい。
(森山いま)
