えなこ コミケで配布されるひと肌脱いだ「お風呂に、入ろう。」啓発ポスターに「ウチの会社にもほしい!」
今この1年弱の間に、「風呂キャンセル界隈」と聞いて多くの人々が「風呂に入らない人たちのこと」と理解できるようになったほど、風呂に入らないことは別に悪いことではないという共通認識が、日本人の間には芽生えたように思う。風呂に入らないこと自体は、たしかに悪いことではないが、人が集まる場所に行く時は風呂に入ってから行ってほしい。なぜなら、臭いから。非常に臭い人は、そばに寄るだけで目が痛くなるほどだから、人は風呂に入らないだけで臭気爆弾のような凶器になることを知ってもらいたい。
そんな思いをステキなポスターにしてくれたのが、人気コスプレイヤー・えなこだ。
えなこが頭に白いタオルを載せて銭湯らしき所の浴槽に浸かっている写真は、パッと見ただけだどマッパに見えるから、かなりドキッとさせられる。そんな写真の上に白抜き文字で「お風呂に、入ろう。」とある。さらにポスター下部には小さな文字で「入らない理由を探さないで」とあり、「入浴はあなたのために。そして周りのために」などと続く。このポスターは8月16、17日に東京ビッグサイトで開催される「コミックマーケット106」で配布される。
以前からコミケやカードショップ等では「におい」がたびたび問題になっており、店側が客に対して入浴や洗髪、衣服の洗濯を呼びかけていたが改善せず。そんな状況にえなこがまさに「ひと肌脱いだ」といったところだろう。
ネット上には「ウチの会社にもそのポスター欲しい。気付いてない男性30代後半と女性20代前半がいるから」「電車の中でたまに会うアラサーくらいの女性は、目が痛くなるほどクサイ。顔はきっちりメイクしてるんだけどめっちゃ迷惑。吐きそうになる。電車の中にもえなこのポスター貼ってほしい」「柏木由紀とかゆうちゃみが風呂キャンセル界隈とか言うから、平気で風呂に入らず会社に来る26歳バカ女がいるから本当に腹が立つ。オマエが会社に来ると目はシバシバするわ、吐き気はするわ、いい加減にしてほしい。えなこのポスターそいつのデスクに貼ってやりたい」など、会社や通勤電車の中で出会う「臭気」に対する怒りをブチまけている人が少なくない。
どうか他人と至近距離になる可能がある人は、風呂に入ってほしい。特に暑い季節はお願いしたい。臭気を振りまいている人々は、自分で自分が臭くないのだろうか。非常に不思議だ。
(森山いま)
