【愛の、がっこう。】ラウール“カヲル”が沢村一樹“松浦”からの「頭わしゃわしゃ後ポン」に見せた表情が秀逸!
8月28日放送の「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)で、ラウール(Snow Man)演じるカヲルの微妙な演技に驚かされた。
この日の放送では、ホストクラブ「THE JOKER」の看板ホスト・つばさ(荒井啓志)をナイフで切りつけようとした“太い客”の明菜社長(吉瀬美智子)が殺人容疑で逮捕された。明菜はつばさを刺すことはなかったが、今作の「癒やしキャラ」であるカヲルの後輩・竹千代(坂口涼太郎)が、つばさをかばって腕を切られてしまった。
事件から数日後、現場として荒れた店内にやって来たカヲルは、そこで片づけをしていた松浦(沢村)と顔を合わせた。松浦は他のホストクラブで起きたホスト殺害事件の容疑者が明菜社長であることを説明。さらに松浦は、自分に前科があること、23年前に好きな女ができてホストを辞めようとするもそれが許されず、オーナーとケンカになってそれを止めに入ったスタッフを死なせてしまったこと、「THE JOKER」を始める時に「人に命にかかわるようなことがあったら、この商売から身を引く」と決めていたことをカヲルに聞かせる。「オレにできることがあったら何でも言ってください」というカヲルに、松浦は「そっか。うーん」と笑顔を浮かべると「それじゃあまずは、ここをきれいにしてくれ」と言って、カヲルの頭に両手を置いてわしゃわしゃしてから最後にポンと叩くのだが、その後、カヲルは気が抜けたような怪訝な表情を浮かべてから、松浦から最後にポンと叩かれた自分の頭に触れるのだ。おそらく、カヲルにとっては「未知の触感」だったのだろう。その違和感こそ、松浦とカヲルが「実の親子」である証ではないかと思うのだが、いかがだろうか。
「誰かの一番になりたかった」と警察の取調室で明菜社長は泣いていたが、松浦から頭をポンと叩かれたカヲルが味わった違和感こそ「カヲルがオレの一番だよ」という、松浦からのあふれてしまった「愛」だったように思う。
この時のラウールの、戸惑いながらも「悪くない感触」に首をかしげている表情が、とても素晴らしかった。ホストのカヲルをやっている鷹森大雅というキャラクターを演じることで、ラウールは役者として大きく成長したのではないだろうか。
(森山いま)
