ゆたぼん、不登校急増で教育現場に問題提起「子どもの未来より“今”を見てほしい」
不登校YouTuberとして知られ、少年革命家を名乗ったゆたぼんが、8月31日付で自身のYouTubeチャンネル「冒険家ゆたぼんチャンネル」を更新。不登校が増加している現状について自らの考えを語った
「僕が不登校になったのは小学3年生、2017年ですね。2017年の不登校の数は14万人以上だったんです。2023年の不登校の数は34万人以上。この8年間で20万人以上増えてるんですよ。不登校になる原因は人それぞれだと思うんですけど、僕は学校に合わない子が増えてるんじゃないかなって思うんですね」
ゆたぼんは2023年9月、中学3年生の2学期に中学校に初登校。中学卒業後は、日本航空高等学校通信制課程メタバース工学科に入学。フィリピン、カナダへの留学も経験し、今年4月には、高卒認定試験に合格している。
これまで「学校に行きたくない子は行かんでいいで。死にたくなるくらいなら学校なんて行かんでいい。学校より命が大切や」と発言してきたゆたぼん。そんなゆたぼんが中学校に通い、しかも「楽しい」と感じたのかなぜか。
「それは僕が行きたいと思ったからなんですよ」
さらに、「その子の未来じゃなく、その子の“今”を考えてあげてほしい。なぜなら、その子の“今”が未来に繋がるからです」と述べ、教職員に対しての問題提起も行っている。
ちなみに、ニフティが運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」が小中学生1403人を対象に実施したアンケート(23年11月)によると、「苦手な先生がいる」と答えた児童・生徒は83%に上った。理由としては「人の気持ちを考えてほしい」「お気に入りの人だけ優しくする」「すぐ怒る」「いじめを見て見ぬふりをする」などが挙がっている。
かつて学校の在り方に異を唱え、自らの道を切り開いてきたゆたぼん。その言葉は、不登校の子どもや教育現場に届くだろうか。
(所ひで/YouTubeライター)
