SNSでは大谷超え!渡辺直美「ピン芸人初ドーム」までの「夜のお店勤務報道でも堂々」な“成り上がり”裏ドラマ
お笑い芸人の間で今、かなり話題になっている“快挙”がある。それは、渡辺直美が来年2月11日に開催する、ピン芸人では史上初の東京ドームでの単独公演だ。6月18日から22日まで東京ドームシティ内の劇場「IMM THEATER」で開催した、約13年ぶりとなる単独コントライブでドーム進出を発表すると、芸人がザワついたのである。
そもそも渡辺は現在、アメリカ在住。2021年4月より活動拠点をニューヨークへ移し、“帰国”した時はジャパンマネーを荒稼ぎする。23年には全米7都市でトークライブ、昨年にはニューヨークでスタンダップライブに挑戦。同年には、アジア・太平洋諸島系アメリカ人のアートやエンターテインメント、カルチャーに貢献した人を称えるイベント「Unforgettable Gala」で、グローバルグラウンドブレーカー賞を受賞している。
グローバルな活動の足掛かりとなったのは、18年に始めたインスタグラムだ。9月某日時点で公開された日本人のフォロワーランキングでは、首位のTWICE・モモ、TWICE・サナ、LE SSERAFIM・宮脇咲良、aespa・ジゼル、TWICE・ミナに続く第6位にランキング。これは芸人最多で、フォロワー1004万人だ。第7位が米ロサンゼルスドジャースの大谷翔平(977.1万人)であることを考えると、その“偉大さ”がよくわかる。
芸歴は19年ほどだが、デビュー1年でビヨンセのものまねが爆当たり。テレビ初出演が、「さんまのまんま」(フジテレビ系)で今田耕司が推薦する新人企画だったという超ラッキーガールだ。直後に「笑っていいとも!」(フジ系)の「いいとも少女隊」に大抜擢。平日昼の帯番組にレギュラー出演した。
4年後にコント番組「ピカルの定理」(フジ系)のレギュラーメンバーに大抜擢されて、千鳥、ピース、ハライチ、平成ノブシコブシと肩を並べた。「いいとも!」と「ピカル」が同時に終了したあと、ニューヨークへ3カ月間も留学。ぽっちゃり体系の雑誌モデル、アパレルブランド「PUNYUS」のアドバイザーになり、海外への視野が広がった。
20代から順風満帆に見える渡辺だが、“裏歴史”もあるとして、芸能記者がこう話す。
「もう十数年も前の話ですが、NSC(吉本総合芸能学院)に通いながら下積み生活を送っていたころに、横浜にある大人の夜のサービスをする店に在籍していたと写真誌『FLASH』が渡辺のものだとする写真付きで報じたんです。記事によると、日給は多い時で3万円。彼女のものとされる履歴書のような応募用紙も掲載され、そこには、真意はわかりませんが、エステ系の店が2週間、サロン系1カ月半、バストを拝めるようなパブに2カ月という意味の職歴が記載がされていたとのことでした。当時、『FLASH』の取材に、所属する吉本興業はプライバシーにかかわることとして『お答えしかねます』との回答でしたが、本人はその後も、特に報道を否定するでもなく、実に堂々としていたのが記憶に残っていますよ」
結果、そんなストレートな性格と芯の強さが、同性に支持されるきっかけとなったようだ。
東京ドーム公演はすでに先行発売が始まっており、初速は好調。同所は昨年2月18日、「オードリーのオールナイトニッポン in東京ドーム」が会場に5万3000人の“リトルトゥース”(リスナーの通称)を集めた。ライブビューイングと配信を含めると計15万6707人が同時視聴したといい、ギネス世界記録に、「コメディショー(ハイブリッドビューイング)のチケット販売数の最多記録」で認定された。
“世界のナオミ”。打倒・オードリーに向けて視界良好、といったところか。
(北村ともこ)
