【あんぱん】今田美桜“のぶ”の穏やかに描かれたラストで改めて感じ入る「暢さんの命日は『いい夫婦の日』」
国民的アニメ「アンパンマン」の生みの親である、やなせたかし氏とその妻・暢さんをモデルに中園ミホ氏が脚本を担当したNHK朝ドラ「あんぱん」。9月26日に放送された最終回は、多くの視聴者の涙を誘った。
体調不良で検査したのぶ(今田美桜)に病気が見つかり、しかも、余命3カ月と告知され落ち込む柳井嵩(北村匠海)。けれども最終回では、のぶに奇跡が起こり、余命告知から約5年も命を長らえることができた。2人の「子供」ともいえるアンパンマンは、日本中の子供のヒーローとなり、広く愛されるようになった。
そんな2人の日常を静かに描いたのが最終回だった。
視聴者の感想としては「のぶと嵩の2人だけで何気なくも尊い日常を描く。そして最後に沢山の子供達に囲まれ歌う嵩の姿、あれこそが苦難と挫折の旅の先にのぶが一番見たかった景色だったんじゃないかと思いました。素晴らしい最終回でした」「2人が仲睦まじく穏やかに終わる形が最終回らしくとても良かった」「命の宣告をされてからの5年間はきっとお互いを思いやる濃密な5年間だったのだろうなあと胸がいっぱいになりました」「のぶが亡くならず、嵩と寄り添って静かに生活するシーンで終わってよかった。温かい涙がこぼれました」など、の声がSNS上に寄せられるなど、まさに感動の最終回となったようだ。
「実生活でも、暢さんは乳がんを患い、手術はしたものの余命3カ月と言われました。当時、民間で話題になっていたワクチン投与のお陰か、暢さんもその後5年生きることができました。しかも暢さんが亡くなったのは1993年11月22日。『いい夫婦の日』だったんです」(女性誌記者)
視聴者からは、「(のぶの妹)蘭子(河合優実)と八木さん(妻夫木聡)のスピンオフが観たい」、「特別編を期待。楽しみにしています」など、まだまだ「あんぱん」熱は冷めないようだ。
