【ばけばけ】ここでも!板垣李光人“三之丞”と岡部たかし“司之介”の「甥と叔父」的関係で想起される【しあわせな結婚】
放送中のテレビCM「赤玉プレミアムブレンデッドワイン」で、松たか子と岡部たかしが夫婦を演じていることをご存じだろうか。
現在オンエアされている「ワインブーム」編では、松と岡部がすき焼き鍋を囲みながら、「ワインブーム」と「ワインムーブ」について、クスッと笑える会話のキャッチボールを繰り広げているのだが、視聴者からはこのCMの松と岡部に対し「姪と叔父ではないの?」と指摘する声がネット上にとても多い。その理由は、9月11日まで、2人が「姪と叔父」を演じるドラマ「しあわせな結婚」(テレビ朝日系)が放送されていたから。
松は「ネルラ」という特徴的な役名で、岡部の役名は「考(こう)」。そのため前出のCMには「ネルラと考ちゃんが夫婦を演じている」と指摘する声まであるほどだ。
そんな状況の中、現在放送されているNHK朝ドラ「ばけばけ」には、「しあわせな結婚」で「甥のレオ」と「叔父の考ちゃん」として出演していた板垣李光人が、主人公の松野トキ(髙石あかり)の親戚である雨清水(うしみず)家の三男坊・雨清水三之丞(うしみず さんのじょう)、岡部がトキ(髙石)の父親である松野司之介(まつの つかさのすけ)として出演している。
つまり「ばけばけ」でも板垣と岡部は「甥と叔父」のような関係性を演じているのだ。
10月7日放送の「あさイチ」(NHK)にはその板垣が生出演。片岡鶴太郎の三男で“ミシュラン一つ星獲得シェフ”である、日本料理の荻野聡士シェフに教えてもらいながら「れんこんのはさみ焼き きのこポン酢あんかけ」を生放送中に調理した。
きのこポン酢にするためのきのこを煮ている板垣の手が空いている間に、MCで自称“ドラマおじさん”の博多華丸が、ドラマのタイトルである「しあわせな結婚」は言わないようにしつつ「トキのお父さん役の岡部さんとは、前のドラマで一緒でしたよね?」と語りかけると、板垣もすぐにわかったようで「東京で撮影して、一緒に大阪に移動して。大阪でも撮影して、また一緒に東京に戻ってこっちでも会って…同時進行で撮影してたので」と笑顔で当時を振り返った。
華丸が「関係性もね、親子じゃなくて“叔父さん”でね。で、こっちもこっちで“叔父さん”でね」と重ねて話しかけると、板垣はさらに口角を上げて「着物か、着物じゃないか、みたいな」と言ってスタジオ内と視聴者を笑わせた。
「しあわせな結婚」は最終回こそ「えっ、それで終わり?」と肩透かし感を味わうことになったが、この状況を見る限り、多くの人が視聴し印象に残った作品だったと言えるだろう。さらに、岡部たかしは、2022年10月期放送の長澤まさみ主演ドラマ「エルピス‐希望、あるいは災い‐」(フジテレビ系)で演じた、最初は“クズキャラ”のように描かれていたけれど、実は熱い男だった村井喬一を好演して大ブレイク。第9話で演じた“大暴れシーン”は、ドラマ好きの間で「語り継がれるべき名シーン」と言われているほどだ。
「ばけばけ」で大化けする役者はいるだろうか。
(津島修子)
