猛暑で低下した睡眠の質を取り戻す!医師が勧める「睡眠環境」見直しの4ステップとは
2025年の夏、猛暑でぐっすり眠れなかった夜も多かったのでは? でも実はこれ、知らず知らずのうちに「睡眠負債」を溜め込んでしまっているかもしれませんよ。そこで今回は、睡眠外来の医師である高島雅之さんに睡眠負債を解消する方法をうかがいました。
高島さんによれば、次の4ステップを踏むことで最高の眠りを手に入れることができるそうです。詳しくみていきましょう。
まずは寝室環境を整えることが大切です。快適に眠れる理想的な温湿度は、温度が16~26℃、湿度が50~60%。この理想の環境に近付けるコツは“寝具の衣替え”をすることなんだとか。
掛け布団は羽毛や羊毛の布団にして保温性と吸湿性をアップ、パジャマは肌触りがよく汗を吸ってくれる綿やシルク素材がよいそうですよ。
光との付き合い方も大事です。ポイントになるのはメラトニンという睡眠を促すホルモン。光を浴びると分泌が止まるので寝る前は要注意です。そのため、カーテンは遮光性の高いものにして朝日や街灯の光をシャットアウトしましょう。
また、スマホやPCの光もNGです。就寝1時間前には見るのをやめ、暖色系の照明に切り替えるのがオススメです。
アロマや音楽で五感をリラックスさせることで質の高い睡眠を目指せます。アロマはラベンダーやカモミールなど鎮静作用のあるものを。音楽はヒーリングミュージックや自然音がオススメです。
睡眠環境を整える上では、毎日6~8時間も身体を預ける寝具の中で枕が最も重要な要素なんだとか。どんなに環境を整えても、枕が合っていなければ首や肩の凝り、いびき、夜中の目覚めの原因となり、すべてが台無しになってしまうそうです。
オススメの枕は、頭から首、肩のラインに合うものや通気性に優れているもの。市販の枕を見渡してみると、条件に合いそうなのが太陽社の「ヒツジのいらない枕」。体にフィットする独自構造と通気性を両立させています。
ゴムのような柔軟性で形状を変える独自の三角格子構造が、頭から首、肩のラインに吸い付くようにフィット。緊張を解き放ち、まさにヒツジを数える間もなく眠ってしまいそう。熱やムレを瞬時に逃す通気性も快適に眠れる理由です。
もし自分の眠りに満足していないのなら、この秋はここで紹介した4ステップを踏んでみて。スーッと眠りにつき、夜通しぐっすりできる快眠を手に入れてくださいね。
