【べらぼう】高岡早紀“つよ”は次回退場か?高岡が演じる母親だからこそ泣かされた「色狂い」の嘘
10月26日放送のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第41話「歌麿筆美人大首絵」で高岡早紀演じるつよに泣かされた人が続出したようだ。
これまでつよと、息子の蔦重(横浜流星)は、良いとは言えない親子関係だった。この日の放送で蔦重は、尾張の書物問屋へ交渉しに行くことが決まるだが、旅の支度中につよから「髪、結い直したほうがよくないかい?」と声をかけられ、初めて母親に髪を結ってもらうことになる。
蔦重は髪を結ってもらいながら、幼い頃に父親とつよが自分を捨てて出て行った時のことを問いただすと、これまでは「父親も母親も色狂い」のため出て行ったと聞かされていたのだが、これが大嘘だったと判明したのだ。
父親が作ってしまった博打のタチの悪い借金のため、つよと父親は江戸を出て行くことを決意。逃げた先でどんな生活になるかわからないため、蔦重のことは駿河屋市右衛門(高橋克実)に預けたのだと説明された蔦重。さらに、借金取りが蔦重の元に行かないように、さらには蔦重が父親とつよを「親」だと思わないように「夫婦そろって色狂い」と嘘の噂を流して江戸から去ったとつよは語ったのだ。
つよが初めて蔦重のことを「柯理(からまる)」と幼名で呼びかけた時は目頭が熱くなった。
蔦重が初めてつよのことを「おっかさん」と呼んだ時には涙腺が崩壊した。
「色狂い」で子どもを置いていく母親という大嘘は、高岡が「魔性の女」という冠を持っているからこそ成立した設定ではないだろうか。
つよは次週で死亡退場するのではないかと予想する声が、ネット上には相次いでいる。この日の放送で、つよはたびたび頭を押さえて苦しそうな表情を浮かべていたし、つよのために蔦重は医者を呼ぶが、つよは「医者はいいって!ほんとに大事ないから!」と難色を示すという、かなり色濃い“死亡フラグ”が立っていたからだ。だからこそ、この日の放送では、つよと蔦重の親子シーンがたっぷりあったように思うので、今のうちにつよと蔦重の「親子シーン」を見逃し配信「NHKプラス」で飽きるまでくり返して視聴しようと思う。
(森山いま)
