【「DOWNTOWN+」ついに配信】ひろゆき氏の「マジ修羅の道」指摘に ダウンタウンファンが「松本をわかってない」反論の意味
いよいよ11月1日にスタートするダウンタウンによる有料配信サービス
「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」の見通しを「修羅の道」だと表現したのは、実業家で2ちゃんねる開設者のひろゆき氏。10月7日に更新した自身のXでのことだ。
「ダウンタウンプラス」は月額1100円(年額1万1000円)で、松本人志と浜田雅功を軸とした各コンテンツに加え、「ダウンタウン」名義の作品が楽しめる独自の配信サービス。スマートフォンやテレビ、パソコンから視聴可能で、松本は初日の配信から登場し、約1年10カ月ぶりの復帰を果たす予定だ。
多くのファンを期待させている同サービスだが、ひろゆき氏は「『DOWNTOWN+』は初月有料会員10万人超えるかもだけど、その後の若者の新規加入は難しい」「毎月会員が減るストレス。膨大な動画があるNetflixより高い値段なので、動画を出し続けて休めない生活が始まる。休んだら『金払ってるのに!』とかメディアに叩かれる。マジ修羅の道」と分析。コンテンツ供給の持続性や価格設定の難しさを指摘した。
「確かに月額1100円という値段には賛否が寄せられているものの、ひろゆき氏の分析は、熱心な松本ファンから“松ちゃんを分かってない”とのツッコミも散見されています。そもそも松本が『ダウンタウンプラス』で目指しているのは、加入者数の拡大や市場競争ではなく、スポンサーに依存しない自由なクリエイトの展開だとする見方が強いです。松本はこれまで、放送倫理やスポンサーに縛られたテレビの構造に限界を感じ、“クローズドな空間で、自分の信じる笑いを追求したい”という願望を公言してきました。つまり、彼にとってこのプロジェクトは商業よりも創作の領域に近く、その“聖域”を守るためにも、“なるべく多くの人に届けたい”と言うより、“1100円を払ってくれるコアな支持者だけに見てほしい”というスタンスに近いと考えられます。また、2009年まで放送されていたラジオ番組『放送室』(TOKYO FM)でも、自由で縛られないトークをしたいがために『あんまり多くの人にこのラジオを聴かれたくない』と発言。万人ウケを狙っていない芸風も松本の人気の根底にはあります。ネット上でも『松本はもう数字を追うような立場じゃない』『加入者が減るストレスは松本にはないだろ。むしろ大ファンだけが残って、やりたいことをやれる空気が強まるし』『松本をわかってない』などの声が見られましたね」(テレビ誌ライター)
吉本興業としてはなるべく多くの加入者を求めるのは当然のことだが、松本にとっては“実現したい笑い”の追求こそが「ダウンタウンプラス」での真の目的となっているのではないだろうか。
(木村慎吾)
