王林 東野幸治からの「高市政権をどう思う?」への回答が「賢すぎる」と大絶賛されたワケ
女性初の総理大臣となった高市早苗総理に対するタレント・王林のコメントが、ネット民から「賢すぎる」「さすが!」と絶賛を集めたという。いったいどういうことなのか。
それは、さる10月25日放送の「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(ABCテレビ)でのこと。この日の番組では、「高市新総理の誕生で日本は激変していくのか?」をテーマに取り上げたのだが、司会のお笑い芸人・東野幸治が冒頭で「どうですか? 高市新内閣、新政権がスタートしましたけども」と王林にコメントを振った。王林は「あのー、服とかメイクとかが可愛いなって思ってます。華やかになった感じがして」と両手を広げるジェスチャーを交えながら言及したのだ。
まさかの“ファッションチェック”となり、東野は「なるほど、なるほど。ということでございますから、『正義のミカタ』の先生方からは出ないコメントでございます」と、王林独自の見解を“評価”し、元衆院議員・宮崎謙介氏や京都大学教授・藤井聡氏らコメンテーター陣から笑いがこぼれていた。
続けて、東野から「やっぱりそういうのは気になりますか?」と尋ねられると、王林は「はい!女子目線で!」と爽やかに話している。
「かねてより故郷である青森県の知事になることが『夢』だと公言してきた王林は、“本気で思ってるのに誰も信じてくれない”と嘆くほどで、すでに青森の抱える課題や対策を自分なりに整理していると明かしたこともあります。そのため、政治や行政には自身のはっきりとした考えもあるはずですが、東野からの質問に対し、政治的な言及は避けて“服とメイクが可愛い”と返したところから、彼女の“賢さ”を讃える声も出ています。人気商売が基本のタレントは、意見や思想が分かれやすい政治をテーマにコメントを出すことはなかなかハードルが高く、本業に悪影響を及ぼすリスクもあります。しかも、天然キャラを売りにする王林が下手なコメントをすることでよけいな炎上にもつながる展開も考えられるため、ネットには『敢えて女子目線でメイクの話題にズラしたのは策士ですね』『このコメントなら炎上のしようがない』『この人は賢い。国民が二分してる今、ファッションの話にすれば、どちらからも批判の矛先をかわせる』『政治絡みのことを下手に発言すると炎上しかねないから正解な答え方ではないかな』などと評価する声が並びました」(テレビ誌ライター)
政治の話題では、様々なモノの見方が交錯するため、今このタイミングで敢えて政治色の強い発言をすることは賢明ではないというのが、王林の判断だったと思えてならない。
(木村慎吾)
