東野幸治にイジられると「第二のブレイク」につながる!? 千鳥に西野亮廣、渡部建を救った“再生工場”としての存在感
お笑いコンビ・千鳥(大悟、ノブ)の活躍は先輩・東野幸治にとっては予想外だったようだ。11月15日、東野がパーソナリティを務めるラジオ番組「東野幸治のホンモノラジオ」(ABCラジオ)の中で、千鳥の“パッとしない”日々をイジっていた過去の発言を反省している。
番組では、大悟が企画とプロデュースを任されることになったディズニープラス初のオリジナルバラエティー「DAIGO Project」に関する話題となり、後輩の大躍進に東野はただただ驚きのリアクションを漏らしていた。かつては、大阪から東京進出後も全く売れない千鳥を慰める企画「帰ろか…千鳥」を「アメトーーク!」(テレビ朝日)に持ち込んだことがあるという東野だが、「恥ずかしいぐらいの活躍で…」と反省し、「謝ろか…東野」と題した謝罪企画の放送を熱望している。
千鳥は2012年まで大阪で絶大な人気を誇っていたが、同年に10本以上に及ぶ関西のレギュラー番組をほぼ全て降板して東京へ進出。ただ、2017年に「ブレイクタレントランキング」の5位に選出されるまでの5年間は鳴かず飛ばずの状態が続き、“東京進出は失敗だった”とする指摘も上がっていた。
「そんな千鳥も、今や吉本興業屈指の売れっ子となり、大悟は『ディズニープラス』から初のバラエティー制作を任される存在となりました。これには謝罪が必要だと反省する東野ですが、逆に彼の“再生工場”としての役割が一層際立ったという見方もあります。というのも、これまでに東野からイジられた芸人がその後に第二のブレイクを果たすケースが多いんです。キングコング・西野亮廣もしかり、品川庄司・品川祐、最近ではウエストランド・井口浩之や永野らを重宝し、東野は巧みにスポットライトを当ててきました。特に不倫騒動でドン底の状態だったアンジャッシュ・渡部建には、そのキャラをイジりながら救いの手を何度も差し伸べており、彼の妻で女優・佐々木希が初めて不倫への想いを独白した特番も東野のMC番組でした」(テレビ誌ライター)
かつては“心がない芸人”と恐れられていた時期もある東野だが、年齢を重ねるにつれて、愛情あふれる兄貴分へと変化していったようだ。
(木村慎吾)
