【ホテル密会の職員が退職へ】小川晶前市長 現地取材でわかった「悪くない評判」!「市政はいい方向に向かっていたのに…」
群馬県前橋市は12月9日、小川晶前市長とホテルで10回以上密会していた総務部職員課の男性副参事を“市民の信頼を損なった” などとして、停職6カ月の懲戒処分にした。処分を受けた男性職員は、今月末で依願退職するという。
今回のことについて市長の職務代理を務める細谷精一副市長は「市のイメージの悪化を招き、市民の信頼を大きく損ねた。心よりおわび申し上げる」とコメントしている。
コトの発端は今年9月下旬、小川前市長と既婚者である男性職員が前橋市内のラブホテルで会っていることが発覚。小川氏は職員とホテルで会ったと認める一方、男女関係については否定していた。
しかし、この件が発覚すると市への苦情を含む問い合わせの電話が殺到。小川氏は11月27日に辞職している。小川氏は独身だが、相手の職員は既婚者の当時54歳。この前代未聞のスキャンダルに、前橋市民の間で噂の的になったのは、言うまでもないだろう。
まず、話題になったのは“どこのラブホテルか”ということだったそう。現地で取材をしてみると、2つのホテルの名前があがった。一つは、市庁舎にほど近く、派手なネオンなどない。もう一つは、周囲に自然が残る低層階の建物で、この手のにありがちな派手なネオンは一切ない。お忍びで訪れるのには、うってつけの場所かもしれない。市民の間では後者が最有力だった。
こんな大スキャンダルを起こした小川氏だが、有権者の話を聞くと市長としての働きの評判は悪くない。小川氏は、2024年2月28日から初の女性市長となった。
「小川さんすごいんだよ。なんたって、今年の前橋祭りにディズニー連れてきちゃったんだから」と、20代前半の女性は絶賛した。
10月11日~12日に開催された「前橋まつり」の2日目には「ディズニーのパレード」が参加。ミッキーマウスなど8体のキャラクターが登場し、沿道には7万人が詰めかけ、「ジャンボリミッキー!」の楽曲にあわせて2台の車両の上で踊りを披露し大いに盛り上がった。
また、今年の4月からは、前橋市立小・中学校及び特別支援学校に在籍する生徒の給食費が無償となった。さらに、一部ゴーストタウン化していた街の街灯は、防犯の意味も含めてすべて点灯するようになったそうだ。
「小川さんが市長になったとたん、次々と前橋市政はいい方向に向かっていたのに…」と、若い有権者は口をそろえた。
ただ、ここで気になったのは、小川氏と一緒にホテルへ行った職員のことだ。既婚者ということは、当然家族がいるだろう。
職員の奥さんに近しい人の話では「小川さんに対して、慰謝料も謝罪もいっさいいらない」と話しているという。それは、今以上に、絶対に身バレしたくない、という理由からだそうだ。
小川晶前市長の辞職に伴う前橋市長選(2026年1月5日告示、12日投開票)の立候補予定者説明会が12月6日、市役所で開かれ、7陣営が出席したが、小川晶氏の陣営は姿はなかった…。
