「M‐1」で笑える社会派ネタを披露したお笑いコンビ・ドンデコルテ渡辺に殺到しているDMの中身

芸能

2025/12/25 11:45

　漫才とコントの二刀流を究める芸人No.1を決めるお笑い賞レース「ダブルインパクト2026 漫才&コント二刀流No.1 決定戦」（日本テレビ系）の開催決定会見が12月23日に行われ、そこに出席していたお笑いコンビ・ドンデコルテのボケ担当である渡辺銀次の発言が話題になっているようだ。

　ドンデコルテは12月21日に開催された「M‐1グランプリ2025」（テレビ朝日系）で最終決戦に残った3組のうちの1組。この日のグランプリは審査員9人中8人が「たくろう」に投票したが、残る1人の審査員だったお笑いコンビ・かまいたちの山内健司が投票したのが「ドンデコルテ」だった。
　
「M‐1」でドンデコルテが1本目に披露したのは、40代に突入するも「厚労省の定める貧困層に属します」と自称する渡辺が、あえてデジタルデトックスをせずに「現実を直視しない」という社会派ネタ。2本目に披露したのも、1本目のネタと同様に40代に入った渡辺が「街の名物おじさんになろうか」と言いだす社会派ネタだった
　
「保険料の支払いが増えたんです」と言う渡辺は、「40歳から介護保険料というものを追加で徴収されるんですね」と保険料が増えた理由を具体的に説明。さらに「最近、独身の孤独感が恐怖感に変わってきてる」と悩みを吐露された頃には共感しかなかった。さらには「行ける選挙は全部行った！」「行けない時は期日前投票行ったよ！」「結果、オレの暮らしはどうだ？！」と問いかけ、「多数決なんてクソですよ」「民主主義が間違いだったんだ！」などと庶民の声を代弁するかのような内容だったのだ。
　
　山内が好きそうなネタだな、山内が「たくろう」でなく「ドンデコルテ」に1票を投じた理由がよくわかるよ、などとその時は思っていたのだが、そんな渡辺には「左右の党派から」のダイレクトメールが殺到しているという。

「テレビで（ネタを）やるにあたって、どちらにも映るようにちょうど真ん中を行くようにしたせいで、両方刺激してしまったみたいで」と現在の状況を自己分析してみせた渡辺。そのため「ダブルインパクト2026」では、「社会性のないネタをやりたいなと考えております」と明かしていたのだが、その決意が揺るがないのなら、ちょっと残念だなと思っている。きっと山内も残念がると思うので、渡辺の心変わりを待っていたい。

（森山いま）