女優の芦田愛菜が難関私立中学に合格したというニュースが話題になっている。慶應義塾中等部と女子学院中学校にダブル合格したともっぱらの噂だが、そんな芦田に対して小学生からは大ブーイングがあがっているというのだ。女性誌のライターが耳打ちする。
「これから中学受験を目指す子たちには早くも『愛菜ちゃんを見習いなさい!』とのハッパが掛けられているようです。さらに『子役をしながらでも合格できるのよ!』と畳みかけられたら、子供としてはたまったものではないでしょう。これでは愛菜アレルギーを抱く子が現れても不思議ではありません」
東京では中学生の4人に一人が私立・国立中学に通っており、その割合は全国一だ。それゆえ受験生も数万人に及ぶなど中学受験はなんら珍しいことではない。それなら芦田のことを自分と同じ経験をした仲間と感じられそうなものだが‥‥。女性誌ライターが続ける。
「慶應や女子学院などのトップ校に進めるのはごく一部に過ぎません。第一志望に落ちた子供がコンプレックスを抱くのは大学受験と変わらない構図で、その子たちが芦田を妬ましく思うのは無理ないこと。『売れっ子だから優遇されてるんだろう!』との愚痴も出るはずです」
学力試験のみの大学とは異なり、中学受験では面接も重視されることから、芦田のパーソナリティが有利に働いた可能性は否定できない。とはいえせっかくの合格でアンチが生まれるようでは、女優とはほとほと因果な商売だと言えそうだ。
(白根麻子)