2月に韓国・平昌五輪のテスト大会も兼ねて開かれた「四大陸フィギュアスケート選手権2017」。羽生結弦選手の優勝を信じて応援に訪れたファンにとっては残念な結果だったが、ファンがそれ以上に残念だったのが“現地の対応”だったという。
「四大陸選手権のチケットが、平昌五輪組織委員会の想定のおよそ2.5倍も売れ、特に週末の女子のフリー、男子のフリーの試合には4000人を超える日本人のファンが詰めかけました。五輪のテスト大会の場合、五輪の本番をイメージし、通常の大会より充実したスタッフや運営などで行うのが通例です。ところが、今回の対応はお粗末そのもの。日本語のできるボランティアは日本人約450人に1人見当のわずか9人しかおらず、韓国語のわからない日本人たちが困り果てたそうです」(週刊誌記者)
スタッフが足りなかったのは、日本語対応の人員だけではなかったようだ。
「そもそも、ボランティアスタッフ自体の人数が少なかったんです。韓国で平昌五輪への関心の有無を調査した結果では、『関心がある』はわずか43%。そんな関心のなさも手伝ってか、ボランティアの絶対数が足りていないのです。会場の周辺で食事をするにも看板にはハングルしか書かれておらず、英語があっても『Korean Restaurant』とだけ。とりあえず入ったもののメニューもハングル。『何の肉のスープかわからないがおいしい』などというツイッターもアップされる始末でした。とにかく不便さを感じた人が多かったようです」(前出・週刊誌記者)
開催まで1年を切った平昌五輪。ぜひとも万全のおもてなしを期待したいものだ。
(伊藤その子)
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