1年後に迫った平昌五輪に向けて、公式サイトでチケット販売(抽選予約)が始まった。観戦チケットは五輪ごとによって価格が違う。今回いちばん高額のチケットはアイスホッケーの決勝戦で、A席が90万ウォン(約9万円)と報道されていたが、実はもっと人気の競技があるという。
「やはりフィギュアスケートのA席のチケットが人気です。FSで60万ウォン(約6万円)、SPで55万ウォン(約5万5000円)。有名選手が勢ぞろいのエキシビションでは80万ウォン(約8万円)です。価格順で見ると、チケット代の高い試合の上位をフィギュアスケートが押さえています」(女性誌記者)
平昌五輪の組織委員会はチケットの価格設定に際し、バンクーバー五輪を参考に、収益も重視しつつも観衆を多く呼び、販売率を高めるため、競技の半分は8万ウォン(8000円)以下に抑えたという。一方で、国内で種目別の人気と連盟やIOCの意見を集めてアイスホッケーやフィギュアスケート、韓国人選手がメダル候補になりそうなショートトラックは高めに設定した。
「フィギュアスケートについては五輪のテスト大会である四大陸選手権で、委員会の予想売上高の2億8000万ウォン(約2800万円)のおよそ2.5倍、6億8000万ウォン(6800万円)も売り上げていますから、委員会ではもっと高くしてもよかったとホゾを噛んでいるかもしれません。価格は16年の春に決まっていましたから、この人気と海外からのチケット購入の多さを見極め損ねたんでしょう」(前出・女性誌記者)
キム・ヨナもおらず、男子の有力選手のいない韓国フィギュアスケート界。羽生結弦の人気を見誤ったようだ。
(芝公子)
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