元国民的アイドルは、電車に乗ったことすらなかったのか。元モーニング娘。の辻希美を巡って、そんな誤解が広まっているようだ。その辻は3月16日に、打ち合わせからタクシーで帰宅するつもりだったところ、「初めての電車に乗って帰ってみよう」と思い立ち、駅に向かったという。
そこで辻は間違って反対方向に行く電車に乗ってしまい、「めっちゃ家から遠ざかった」「泣きそぉーなんですけどぉー」とブログにつづっている。多くのファンはそんな辻のおっちょこちょいに笑っていたが、なぜか過剰な反応をするネット民がいたというのだ。芸能ライターはこうため息をつく。
「この話題がネットで広まる際に、『辻が初めて電車に乗った』と勘違いする人が続出。そのため、『モー娘ではそんなに甘やかされていたのか』『日本の電車なめんなよ!』といった、的外れの批判が寄せられたのです。元の記事をちゃんと読めばそんな誤解は生まれないはずですが、ツイッターに流れる見出しを斜め読みしただけで脊髄反射するネット民は少なくないようですね」
辻のブログを読んでみれば、翌日には子供を連れてバスに乗っていたり、仕事場に電車で向かうこともあるなど、日常的に電車やバスを利用していることがわかる。食事に関しても1本100円の串カツ屋や回転ずしを日常的に利用しており、決して浮世離れしたぜい沢な生活を送っているわけではないようだ。
ただモーニング娘。在籍時には、小学生にもかかわらずライブ後に焼肉屋で夕食をとるなど、世間とはかけ離れた生活を送っていたのも事実。29歳で3児の母となった今でも、世間の一部からは当時のイメージで受け止められているのかもしれない。
(白根麻子)