進学や就職、転勤など、春からの新生活に早くも心ウキウキという人もいるでしょう。でも、意外と住んでから気がつくことってありますよね。
日本気象協会が調べた、梅雨の「都道府県別 洗濯物乾きにくいランキング」によれば、その不名誉な1位は宮崎県だということがわかったんです。次いで2位は鹿児島県、そして第3位は長崎県という結果になりました。
上記3県といえば気候の温かなイメージがありますが、実は九州地方は梅雨に雨が多く、特に九州南部は地形の影響で、梅雨の前半から雨が多く降るんだとか。また、調査した2012年~2015年は、梅雨前線や台風のせいで特に天気の悪い日が多く、湿度が上がったことも結果に影響したようです。
そして4位は真逆の東北・青森県。こちらは湿度が高く気温が低いのがその原因で、同じく5位の秋田県も、雨や曇りの日が多く、気温が低いうえ、前出の調査期間は梅雨前線の停滞や低気圧の通過などで雲が多かったことも理由に挙げられています。
逆に洗濯物が乾きにくいワースト3(つまり乾きやすい都道府県)が、47位の山梨県。山に囲まれた地形により、他の都道府県に比べて雨の日が少なく、湿度も低いのが功を奏したよう。次いで46位が愛知県、45位が岐阜県と続きます。
上記3県は調査期間に高気圧に覆われた影響で放水量が特に少なく、日照時間も増えたことが高ポイントに繋がったようですね。
引っ越した場所が雨の多いエリアだなんて、住んでからでないとなかなか気が付かないものですよね。こうした地域で新生活を送る人は、部屋干し用洗剤を使ったり、衣類乾燥機の購入なども一考する価値がありそうです。
ちなみに2017年の梅雨時期の降水量は全国的に「平年より少し多くなる見込み」だそうですよ!