フィギュアスケートの「世界ジュニア選手権2017」で、本田真凜選手が堂々の2位となった。
「1位のザギトワ選手が208.60点、本田選手が201.61点、そして3位の坂本花織選手が195.54点でしたが、ザギトワ選手の点は世界ジュニアの歴代最高得点ですから、本田選手の自己ベスト更新、しかも自身初の200点超えの銀メダルは十分快挙に値する成績です」(スポーツライター)
本田選手の成長ぶりは、解説の佐野稔氏も指摘しており、全日本の時よりステップが格段によくなっているのだとか。フィギュアスケートのステップでは、より長く滑ることがステップの評価の対象につながるとされており、佐野氏は本田選手の全日本のステップが100メートルだとすれば、世界ジュニアでは130メートルくらいに感じたと語っている。実際、ステップの判定も全日本ではレベル2だったが、世界ジュニアではレベル4の評価を得ている。
「本田選手のステップの成長は、海外合宿の成果です。本田選手は合宿中にパトリック・チャン選手と同じリンクで練習し、間近でチャン選手の滑りを見て感動したそうです。世界ナンバーワンとの定評があるチャン選手の、大きな演技につながる優雅な滑りに影響を受けたのだと思います」(前出・スポーツライター)
自己ベストを更新し、FSもミスなく滑れたのに優勝できなかったことで、本田選手自身は悔しい思いを抱えているという。だが、その悔しさがさらなる成長に導いてくれるはず。いよいよシニアデビューとなる来シーズンに期待したい。
(芝公子)
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