ジュニアの「フィギュアスケート世界選手権2016-2017」で、堂々の2位に輝いた本田真凜選手。ジュニアとは思えないような伸びやかな演技に、次世代エースとの呼び声も高い。
「本田選手の演技は軽やかで、バレエで培った柔らかい手の動きで指先までもが美しいのです。そんな本田選手に元選手の高橋大輔氏が、繊細な指先の動きは何を意識しているのかと聞いたところ、思いがけず『エコ』という答えが返ってきたそうです。『エコ』とはつまり“省エネ”で、無駄な力を入れたり、上半身に余分な力を入れないように意識しているということです」(スポーツライター)
繊細な表現が求められるフィギュアでは、よけいな力が力みにつながり、ジャンプもうまく跳べなくなるというので、『エコ』理論は的を射ていると言えるだろう。
ジュニア世界選手権をもって今シーズンの公式競技は終了。来季はいよいよシニアデビューとなる。そんな『エコ精神』を発揮して、昔からの夢だという五輪でも、ぜひとも大活躍してもらいたいものだ。
(芝公子)