2016年11月に千葉ロッテマリーンズの涌井秀章投手と結婚した、モデルの押切もえさん。ウェディングドレスやコスメ、はたまたデザイナーズマンションなどのプロデュースや、作家としては山本周五郎賞次点に食い込んだり、画家として美術展「第101回二科展」に入選したりと、多彩な活躍ぶりを見せながら、昨年は年下プロ野球選手を見事ゲットしました。
このようにアグレッシブにさまざまなことにチャレンジし続けながら、美への意識も高い女性を、巷では「意識高い系女子」と呼ぶそうな。アラサーOLたちの中には、押切さんのような女性に憧れてマネをする人も多いといいます。
しかし、一般社会ではこうした意識高い系女子が、多少鼻つまみ者にされているのも否めません。
「仕事が終わったら料理教室やヨガなどの習い事に通ったり、資格をとるために勉強をしたり、ビジネスセミナーや交流会などに頻繁に参加したり。家では栄養満点な料理を作って食べる。彼女たちはすごく頑張っているんですが、それが認められないことも多いんです」(女性誌ライター)
しかし、自分のためにやっているのであれば、誰かに認められる必要もないはずだが‥‥。
「意識高い系の面倒くさいところは、人に頑張っている自分、素敵に輝いている自分を認めてほしいというところなんです。自己承認欲求を満たすためにやっている人が多い。だから、インスタグラムやフェイスブックに、作った料理の写真や、ヨガスタジオでの自撮り写真、セミナーで会った人たちと一緒に撮った写真などをガンガン載せます。『いいね』などの反応を集め、それがないと不安になるんです」(前出・女性誌ライター)
このような女性が周りにいると、普通の女性としてもときどき対応に困ることがあります。
「まず合コンに呼ぶと、盛り下がることが多い。ネイルやヨガなどの話には男性はついて来られないし、意識高い系女子は男性を見る目が厳しいので、普通の会社員だと引け目を感じてしまうことも多いんです。こういう場合は、『さすが女子力高いよね~』とホメながらも、そうした女性の独壇場にならないように工夫する必要があります」
また、一緒にいるときの「写真タイム」にも要注意だという。
「今日は女子会です、などの写真をSNSに載せたがる女性が多いですが、意識高い系女子の場合は自分の写りがいい写真を選んで、さらに肌色を明るくするなど自分の顔だけ修正を施して載せることが多いんです。一緒に写ってしまうと、花を添える役になってしまうことも。明らかに自分のほうが顔面偏差値高く写っているのに、コメントには『美人の○○ちゃんと!』などと書いてしまうので、怖いんです(笑)」
こうした女子との写真タイムには、なるべく写らないようにするか、ひっそりと写り込むくらいにしておいたほうが無難だといいます。
意識高い系女子がまわりにいる場合は、その人の自己承認欲求を満たすための“引き立て役”にならないよう、注意を払いたいですね。