2012年の安倍首相就任以来、「家庭内野党」を標榜し、真珠湾訪問や原発、TPP反対表明、沖縄の基地問題に首をつっこむなどしてきた“ファーストレディ”活動が一斉に叩かれている安倍昭恵夫人。しかし一部の女性たちからはこんな擁護の声があがっているという。
「昭恵さんは確かに本来の範疇をこえた活動や、思慮の浅い行動も多かったかもしれません。でも、政治家はじめ皆がすべてを昭恵夫人のせいにしていますが、そこに違和感を覚えるというのです。そもそも安倍首相も、妻の『家庭内野党』を暗黙に認めていたわけですし、真珠湾訪問も結局今年、安倍が訪問しています。2008年のダライ・ラマ14世の日本立ち寄の際も中国に配慮して政府が会わない代わりに、昭恵さんが面会し、世界に日本が人権をないがしろにしないアピールをさせたのに‥‥というわけです。そんなふうに利用しているのだから、今回の森友学園の名誉校長だって、安倍が自分の代理に昭恵を立てたのではないかという声があがっているのです。また、彼女を知る友人たちは、彼女は、明るくてまっすぐで裏表のない、まさに見たままの人でウソはないと思う、マスコミで報道されるような言われ方には抵抗を感じているといいます。そんな声を総合すると、自業自得とはいえ、ひとり悪者にされているのがちょっと気の毒に感じます」(女性誌ライター)
いくら安倍首相が尻に敷かれっぱなしで何も言えないといっても、許せないことは止めることができたはずだ。それを黙認していたのだから、あわよくば彼女の活動の中から都合よく“美味しいとこ取り”をしようとしていたと言われてもしかたないだろう。
(伊藤その子)