人形の久月が2017年に発表した、著名人をモデルにした五月人形が発表され、今年話題のピコ太郎と羽生結弦、横綱・稀勢の里の武者人形3体が製作されたという。
「久月によると、ただ話題や人気になったからだけではないんですよ。ピコ太郎は青森県出身、羽生は仙台市と東北出身である2人の今後の活躍に期待し、復興への原動力になるようにという思いが込められています。武者人形も『東北から世界へ発進! 期待大将』と名付けられています」(エンタメ誌記者)
2013年から始まったこの企画、昨年は、リオ五輪での活躍の期待を込めて、日本体操男子の内村航平、白井健三が選ばれ、武者人形の名前は「金獲るぞ!期待大将」だったという。そう考えると、ピコ太郎はともかく、羽生の選考は、来年の平昌五輪へ向けての“金メダルへの期待”が込められているということなのだろう。リオ五輪で体操男子が悲願の団体金メダルを獲得したことを思うと、この選定は羽生の平昌五輪の金メダルへの幸先よいスタートであることを期待したい。
(芝公子)