TOKIOの長瀬智也といえば、男がホレる男として有名。憧れるジャニーズタレントが多く、男前ランキングでは、常に上位に入る。「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)で見せるロケの上手さを持ちながら、音楽面でも高く評価されボーカリストとしての力量も抜群だ。そんな長瀬がグループの楽曲を手がけていることは一般的には知られていない。アイドル雑誌の編集者は言う。
「長瀬が“裏方デビュー”したのは、もう12年も前。2005年にリリースされた『明日を目指して!』で、作詞・作曲に加えて、編曲までしています。以降は、TOKIOを代表する曲になった『リリック』(2013年)、『ホントんとこ』(同年)、『fragile』(2016年)も、編曲までしています。『JRA日本ダービー』のCMソングになった『LOVE,HOLIDAY.』(2014年)、“スズキソリオバンディット”のタイアップソング『東京ドライブ』(2015年)も長瀬くんの作品です」
その才能はとどまるところを知らず、2014年には後輩の関ジャニ∞のオリジナルアルバム「関ジャニズム」に収録されている「ドヤ顔人生」を作った。
長瀬が楽曲制作をしているのは、意外なことに自宅マンション。一室を音楽専用にしており、音の打ち込み、仮歌の録音、映像の編集もできる。さらに、プロが使うAxeという編集装置も完備しており、「ドヤ顔人生」はこの部屋から生まれた。
「TOKIOのDVDの特典映像やメイキングシーン、仮編集の段階のオフライン素材まで、1人で作ってしまうそうです。この部屋には、趣味であるギターもドッサリ。曲も映像もこなす長瀬は、マルチすぎる才能の持ち主といえるでしょう」(前出・アイドル誌編集者)
歌えて、演奏もできて、制作までできるうえに、DASH島まで作れてしまう男。ホレられて当然か。
(北村ともこ)