食欲の秋、読書の秋、芸術の秋‥‥色々な秋がありますが、今年はアンチエイジングにも効くスローランニングで「運動の秋」をはじめてみませんか?
でも、いきなり本格的にはじめるのは少しキツそう‥‥と、躊躇するランニング初心者の人なら、「スローランニング」がオススメです。
「スローランニングとは、読んで字のごとく“スローにランニングする”方法。狭い歩幅で時速4~5キロで走るのが目安です。このスピードは一般的な歩行速度と同程度なので早歩きの人にも抜かれてしまうほどですが、この速度であればあまり身体に負担がかからないため、初心者でも簡単に5~10キロくらいは走れてしまいます。
通常、普段なにも運動していない人が5キロ走れるようになるには1カ月程度時間がかかると言われていますが、この方法なら比較的ラクに5キロ走れてしまうんです」(健康雑誌ライター)
とはいえ、そんな速度で走るなら歩いたほうがいいのでは、と思いませんか?
しかし、歩くのと走るのとではおよそ1.6倍ものカロリー消費量の違いがあるんです。スローに走る動作は、実は負荷がより多くかかるため、歩くよりもむしろ多くのカロリーを消費してくれるんだとか。
「また、スロージョギングでは疲労物質である乳酸が発生しにくいことも判明しています。スロージョギングでは無酸素で働く“速筋”を使わず、有酸素運動で使う“遅筋”を使うため、疲れを感じずに走り続けることができるんです」(前出・健康雑誌ライター)
また、スロージョギングには女性にうれしいメリットもあるという。
1.代謝がよくなるため肌がツルツルになる
走ることで新陳代謝が活性化されるため、夏に紫外線のダメージを受けたお肌を新しいツルツルの肌に取り替えてくれます。また、代謝が良くなると汗をかきやすくなるため、余分な老廃物も体の外に出してくれます。
2.便秘解消効果
走ることで腸のぜん動運動を刺激してくれますので、便秘も解消してくれます。腸に溜まった老廃物の排出を助けてくれるので、体の中も綺麗になります。
3.下半身が鍛えられ“引き締まった美しい脚”になる
第二の心臓と呼ばれる“ふくらはぎ”をスローランニングで鍛えることができます。これにより下半身に滞りがちな血液やリンパ液を上半身へ押し戻す力がつき、脚のむくみを解消してくれます。
4.脳の活性化
運動を行うことでポジティブになり、思考力や判断力もアップします。思考力が高まることから、朝の会議がある日は早起きして、スロージョギングをしてから出勤するという人もいるそうです。
以上、いいこと尽くめのスロージョギングで、お手軽に健康と美しさを手に入れてみませんか?