見応えのあるアクションと骨太なストーリーが人気のドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(フジテレビ系)。視聴率は初回から13.9%、11.2%、12.0%(関東圏)、18.4%、15.8%、14.8%(関西圏)と4月25日放送の第3話まで高い数字をキープしている。しかしスタート当時から「アクションシーンが2007年放送の連ドラ『SP』に酷似している」と叩かれているのも事実だ。
「脚本は『SP』と同じ金城一紀で、アクションシーンに使われているカリ・シラットという武術は金城作品には欠かせませんから、似てしまうのは仕方ないこと。『SP』で主演を務めた岡田准一は10年にカリ・シラットとジークンドーのインストラクター認定を受け、それまでは細身だった体が筋骨隆々な体格へと変貌しました。実は『CRISIS』の主演である小栗旬と西島秀俊は、岡田から紹介された指導者にカリ・シラットを習っていたようです。
さらに小栗は5月6日公開の映画『追憶』で岡田と共演しているため、撮影現場で休憩時間になるとアクションについて相談していたのだとか。指導者が同じというだけでなく、『SP』に主演した本人から直接伝授されたのですから、似てしまうのも当然でしょう」(映画製作関係者)
たとえアクションシーンがそっくりだとしても、「CRISIS」が重厚な作りのドラマであることは間違いないのだが。