主演映画「無限の住人」の宣伝でテレビに大量出演中の木村拓哉が、映画公開前日の4月28日、満を持して「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に登場。そこで展開された忖度のないやり取りに周囲は度肝を抜かれた。木村が同番組に出演するのは実に7年ぶり。
テレビ局やジャニーズ事務所がピリピリしている状況の中、空気を読めない司会の黒柳徹子は、冒頭からいきなりこう切り込んだ。「いろいろ大変でしたね。スポーツ新聞の1面にも書かれて。その後どうなったの?」。「どうなったって……」と苦笑したキムタクは、「常に自分は全力でやるしかない。ブレずにやっていきたい」と声のトーンも低くなる。
そんな拒絶ムードを気にも留めず、黒柳は続いて、「ふだんからそう仲がいいわけじゃないの?」と直球質問。「普通は普通だと思いますけど……」と木村はタジタジだ。
さらに、かつて黒柳が「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)のビストロ・コーナーにゲスト出演したとき、メンバー同士の会話がなかったことに触れて、「もっとベタベタしてるのかなあと思った」と訊くと、木村は「逆にベタベタしてたら怖いですよね。20年以上、一緒にいる奴らが」と防戦一方になった。
それでも黒柳は「1人になってどう?」「1人で寂しくない?」などと追及の手を緩めない。キムタクは「現場に入ったら、一緒にやってくれる人もいるから……」と答えるのが精一杯だった。
SMAP解散の核心発言こそ出なかったが、木村の“現在地”を炙り出した黒柳に、「さすが徹子」「この無茶ぶりは徹子しかできない」「司会者の鑑」とお茶の間から絶賛の声が上がったのは言うまでもない。