タレントの坂上忍がお手柄を挙げた。坂上は、5月3日に放送された「犯人に告ぐ!盗聴盗撮 怒りの追跡バスターズ第2弾」(TBS系)に出演した際、本物の盗聴器を発見。独自に調査を進め、犯人を突き止めて警察に引き渡すに至った。
「(坂上は)盗聴器捜査のプロと都内を車で巡回していたところ、偶然“不審電波”をキャッチ。発信源を辿ると超美女が住むアパートに到着。ほどなくして女性の部屋から盗聴器が発見され、様々な面からアパートの大家に犯人疑惑が浮上しました。そこで坂上が大家をとことん追及したところ、自白するに至ったのです」(番組関係者)
坂上自身も「まさかの展開に僕も驚いた」と語った。坂上のように番組内でリアルに犯人逮捕につながるケースはそうそうないが、実は芸能人でも“手柄”を挙げた例は幾つかある。
2年前の2015年には、お笑いコンビ・チョコレートプラネットのボケ担当・長田庄平が、偶然出くわしたひったくり犯を捕まえて大手柄を挙げた。また昨年、NHKの「精霊の守り人」にも出演、仮面ライダーナイト役でも知られる俳優の松田悟志が、妻を盗撮していた会社員の男を捕まえ、警察に突き出している。同じく愛する女性を救ったという点では、俳優の唐沢寿明が当時交際相手だった山口智子宅に宅配業者を装って侵入した暴漢2人を撃退した事件もあった。これにより2人の交際が明らかになり、ゴールインしたという説もある。
古いところでは俳優の山崎努が1992年、隣家が燃えているのに気付き、自ら水をかぶり燃え盛る炎の中に突入。逃げ遅れた老夫婦を抱えて救出した。本人曰く「撮影で火事場のシーンを経験しているので怖くなかった」とのこと。
手柄は芸能人に限ったことではないが、ゲス不倫や薬物騒動が連続する昨今の芸能界にあって、ほっとする話である。