いつの時代も気になるのが有名人の経済事情。売れっ子になればなるほど、いくら稼いでいるのかその懐具合を覗いてみたくなるが、そんな中、毎月の給料をテレビで告白するという、芸人特有の悪ノリに流されているのがトレンディエンジェルの斎藤司だ。お笑い事情に詳しいライターが言う。
「斎藤の場合は、2015年の“M-1グランプリ”で優勝して以降、月収を聞かれると素直に答えるというノリができあがりました。M-1特需で翌16年の1月には夢の100万円超えをはたし、4月には800万円、7月は300万円。その年のCM出演本数がトータル14本になったことで、今年1月には最高月収が1015万円になったと明かしています。リアルなM-1ドリームを手に入れました」
斎藤のように漫才でのし上がり、その後にキャラが浸透したパターンは意外と生命力が強い。オアシズの大久保佳代子もそうだ。2010年には最高月収260万円と言っていたが、2013年には「離島の戸建ての土地を購入できる」価格と告白。1000万超えをはたしたことをニオわせた。
「大久保ほどのメディア出演がなく、かつ取り分が少ないことで有名なよしもとの平成ノブシコブシ・吉村崇でさえ、最高280万円の月収です。ちなみに月収をぶっちゃけた芸人で、過去最高額はおそらくヒロミでしょうね。およそ20年前のピーク時は、バブル期だったこともあり5000~6000万円だったとか。独立後、週10本ほどのレギュラー番組があったからだそうです」(前出・ライター)
売れるまでは底辺の生活が続くものの、当たればデカい芸人稼業。売れた時の稼ぎっぷりはハンパじゃないが、それを長年続けられるのは一握りだ。
(北村ともこ)