女優の南野陽子が読売新聞のインタビューにて、年齢より若く見られがちなコンプレックスを告白した。6月には50歳を迎えるとは思えない若々しさを誇る南野には、いまでも30代の役が来ることもあるという。そんな南野に対して「問題は見た目じゃないのでは?」との声が上がってきた。南野と同世代の芸能ライターはこうつぶやく。
「同世代の芸能人に対しては『昔は可愛かったなあ』とか『あの頃は憧れた』という印象が強いもの。我々の世代なら原田知世や青田典子、ちょっと年上なら小泉今日子がそうです。しかし南野に関してはみんなが口をそろえて『でも性格がね……』って言うんですよ。今と違ってネットもなかったのに噂が広がるとは、よっぽど酷かったんじゃないかなあ」
85年に「スケバン刑事II」(フジテレビ系)の主役でブレイクした南野。アイドルとしても計9曲が1位になるなど絶大な人気を誇っていたが、マネージャーに「誰のおかげでメシが食えてると思ってるの!?」と怒鳴り散らしたとか、大物俳優との食事会で酒を勧められると「仕事に支障が出たら責任とれますか?」と拒否したなど様々な伝説が語られている。そのせいか92年ごろから急に仕事がなくなり、「天狗になって干された」というのがもっぱらの噂だった。
「同世代の業界人は当時の悪評を知っているから南野を使いたがらない。下の世代には07年から出演していた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)でおなじみだろうけど、彼らは全盛期の南野を知らないし、見た目のままで30代後半くらいの役をオファーする。結局、南野が希望するような母親役や年齢なりの役は来ないわけですね」(前出・芸能ライター)
今では昔と違って丸くなったともいわれる南野。しかし若いころに周囲を翻弄したツケは、今でも払い続けているのかもしれない。
(金田麻有)