涙の主張も視聴者の心には刺さらなかった?
クワバタオハラのくわばたりえが6月7日放送の情報番組「あさイチ」(NHK)にゲスト出演し、涙を見せる場面があった。
番組では「大丈夫?家族から見た“働き方”」と題した特集を組み、長時間労働を強いられる夫を持つ家族のVTRを放送。
3児の母であるくわばたの夫も残業が多いとのことで、「なんで(子どもが)3人に増えたときに、職場の人が『お前、早く帰れ』って言うてくれへんのかな」と番組を通して夫の会社に届けとばかりに切実に訴えた。
さらに、夫の理想の帰宅時間を「7時」とし、「泣いちゃうけど、本当にみんなでご飯食べて、お風呂入りたいんだもん……できないんですよ」と、家族団らんの時間を作りたいと号泣しながら語っている。
この一件は複数のネットニュースで報じられ、くわばたの主張については「確かに家族の時間は欲しいよな」「1人で子育てするのも大変だしね」といった賛同する声があがった一方、「じゃあ、子供持ちじゃない人がたくさん残業しろってか」「言ってることが自分勝手だと思う」「そういう状況で3人子供を授かったのは自分たちの意思ですよね」「この発言で夫は会社での立場が窮屈になっただろうな」など、批判的な意見も多数みられた。
「3人の子供を1人で世話するのも大変だと思いますから、泣きたくなる気持ちは分かります。労働時間の話で夫婦ゲンカになったこともあるようなので、ストレスがたまっているのでしょう。それでも視聴者やネットニュースを見た人々には、夫の立場を考えずに身勝手なことを言っていると感じた人もいたようです」(エンタメ誌ライター)
ネットニュースサイト「J-CASTニュース」がくわばたの発言に共感できるかどうかのアンケートをツイッターで取ったところ、7割近くが「納得できない」と回答するなど(8日現在)、反対派の方が多数を占めているのが現状だ。
としても、ゲストとして求められたコメントで、ここまで批判されるのは少々気の毒だ。
(佐伯シンジ)