6月7日に都内で初のソロライブを行った俳優の菅田将暉。この日は菅田の歌手デビュー曲「見たこともない景色」のCD発売日。会場はおよそ1万人のファンの中から選ばれた420人のほぼ女性で埋め尽くされた。
およそ45分間のライブで菅田が歌ったのは「見たこともない景色」とそのカップリング曲「ばかになっちゃったのかな」に加え、昨年公開の映画「何者」で菅田が歌唱した「まだ知らない世界」の全3曲。「まだまだ本当に初心者で1歩目なので、至らぬところもいっぱいありましたけど、不慣れながらに楽しかったです。短い時間でしたがありがとうございました。また騒ぎましょう!」と菅田が呼びかけると、会場内は黄色い声援に包まれた。
「菅田が歌手デビューすることが発表されたとたん『俳優としての価値が下がる』『よくある“俳優の合間の歌手活動”は菅田に似合わない』といった否定的な声が続出しましたが、これは織田裕二と同じパターン。織田も87年公開のデビュー作映画『湘南爆走族』で劇中歌を歌い、その後に歌手デビューした際は菅田と同じように否定的なことを言われまくりましたが、結果として俳優と歌手の二足のわらじを上手に履きこなしています。菅田も織田同様、自身の主演ドラマの主題歌を歌い、その曲が大ヒットするという展開も十分考えられますよ」(音楽プロデューサー)
大阪人だけあってトークスキルも高い菅田。この点だけは織田と大きく違うと言えるだろう。