普段はなかなか行く機会がない官公庁。霞ヶ関や新宿など都心の一等地にあるお役所関係の施設にも、一般の人が手軽に食べられる食堂があるんです。今回は少し変わった食堂を3つ紹介しましょう。
●農林水産省
農林水産省の社員食堂「手しごとや 咲くら」では、国産食材を使った和食や洋食をカフェテリア形式で提供しています。「くじらの竜田揚げ」や「くじらステーキ」「くじらシチュー」が置いてあるのも、農林水産省ならでは。
特徴的なのはメニューに「自給率」が表示されていること。普段は考えたことのない日本の食糧事情に思いをはせながら食べるのもいいかもしれません。省内にはそば・うどんの「日豊庵」もあり、こちらではたぬき、きつね、わかめなどの定番メニューが200円台から食べられます。場所は地下鉄霞ケ関駅からすぐ。食堂だけなら入館手続きは不要なので、フラリと入ってもOK。
●東京都庁
東京・西新宿にある東京都庁には3つの職員食堂があり、一般人に開放しています。オススメは第一本庁舎の32Fにある「西洋フード」と「グリーンハウス」。窓際の席では都内を一望しながら優雅にランチを取ることができます。
メニューは、どちらも定食が和洋含めて4、5種類。「グリーンハウス」には専門の栄養士が考案した「ウェルネス定食」があります。その他にも、カレー、ラーメン、そばなど、定番の食べものはほとんど揃っているので毎日通っても飽きません。ホームページで週のメニューを確認しておくと安心。利用の際には、都庁舎で氏名、訪問先等を記入し、一時通行証の交付を受ける必要があります。
●JICA 独立行政法人 国際協力機構
珍しいエスニック料理を食べたいなら、市ヶ谷駅から徒歩10分ほどのところあるJICAの食堂「J’s Cafe」がオススメ。JICAとは、開発途上国の発展を支援する活動をおこなっている外務省所管の独立行政法人。海外から多数のゲストが訪れるため、エスニック料理が充実しています。
日替わりセットの他に、エスニック系のセットが2種類。ネパール、インド、ジャマイカ、トルコ、エチオピアなど各国の料理が味わえます。ランチタイムは14時まで。土曜日も営業しています。
値段も安く魅力的な官公庁街のレストラン。ランチに迷った時におすすめです。