卓球の「世界選手権」の女子シングルスで、日本人48年ぶりメダルとなる銅メダルを獲得した平野美宇選手。リオ五輪に出場できなかった悔しさをバネに急成長した平野だが、彼女が強くなったのは、試合のスタイルが攻めの卓球に変わったためだと言われている。
「1月の全日本選手権で石川佳純を破って優勝した試合では、石川のサーブをいきなりスマッシュで返す攻撃型のプレーで石川を呆然とさせました。このスタイルに変えられたきっかけは、『嫌われてもいい』という発想に思い至ったことなのだそうです」(女性誌記者)
その境地にたどりついたのは、ある人のおかげなのだという。
「その人こそ、松岡修造です。6月8日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)で紹介されていましたが、平野選手が松岡の著書を読んでいたら『二重人格は素敵だ』と書かれていた。自分はおっとりしているから攻撃的な試合はできないと思っていたけれど、人からどう思われようと関係ない。二重人格だと思ってやってみようと思えたおかげで、スタイルを変えることができたそうです」(前出・女性誌記者)
暑苦しいキャラばかりがネタにされがちだが、まさかそのエールがメダリストを生むきっかけになろうとは、松岡本人も思わなかったのではないだろうか。
(伊藤その子)