14歳の若きプロ棋士・藤井聡太四段の快進撃が止まらない。6月21日には28連勝を達成し、歴代1位記録に並んだ。そんな藤井四段人気が高まる中、将棋界では「彼をどう守るか」が課題の一つになっているようだ。週刊誌記者が語る。
「早くも将棋界の星となった藤井四段にとって、大きな障害となりかねないのが“追っかけギャル”の存在です。『ソータくんかわいい』『天然パーマが萌える』『笑った顔がりゅうちぇるに似ている』と女性ファンが急増中ですが、中学生の彼は異性への免疫はほとんどないでしょう。今後、アイドルのように女性に囲まれたりすれば、駒さばきに悪影響を及ぼす恐れもある。思春期の藤井四段にとって、精進の道を阻む障害にもなりかねません」
これと似たような状況は20年前にもあったという。将棋世界の95年11月号では「追っかけギャルについてだが、これは羽生善治六冠王に突然生じたもの」と説明。95年に行われた羽生棋聖の就位式には100人もの女性ファンが殺到した。そして女性ファンのお目当ては他の若手棋士にも広がり、当時二十歳そこそこだった北浜健介八段や行方尚史八段に記念撮影をせがむ女子が殺到したという。
「しかも最近は『3月のライオン』や『ハチワンダイバー』といった将棋マンガをきっかけにハマる将棋女子も増えている。将棋界は彼をただガードするだけでなく、若手棋士をもっとアピールして人気の広がりに繋げたほうが、結果的に人気が分散し、藤井四段を守りやすくなるかもしれませんね」(前出・週刊誌記者)
果たして将棋界は迫りくる女性ファンを上手くさばくことができるのか。藤井四段を穴熊のごとく囲うだけでは追っかけギャルの“攻め”を耐え続けるのは難しそうだ。
(金田麻有)