6月29日放送のドラマ「やすらぎの郷」(テレビ朝日系)に、同ドラマの主題歌を歌う中島みゆきがカメオ出演(クレジットなしに顔見せ出演すること)し、話題を呼んでいる。
中島は「やすらぎの郷」の舞台となっているテレビ業界人専用の老人ホームに、老人を乗せた車椅子を押しながら登場。しかもその車椅子に乗っていたのは同ドラマの脚本を手がける倉本聰氏だというから二度ビックリ。
セリフはなくほんの数秒の登場だったが、「これ、中島みゆきだ!」「今日、観ててよかった!」「遊び心のあるドラマだなぁ」など、その顔に気づいた視聴者は感激した様子だった。
「事前に告知されたわけでもなく、サラっと登場したところがニクい。こんなサプライズまで用意されているなんて、深みがあるだけでなく本当に楽しいドラマです」(エンタメ誌記者)
同日、この話題に触れた「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)によると、2人は夫婦でこの老人ホームに入居している設定なんだとか。今後も登場する可能性があるという。
「遺産や認知症、老人の寂しさなど老後について考えさせられるドラマですが、コミカルな場面が多く、倉本氏らしい不気味さありと、とにかく面白い。人物のキャラクター設定の深さにはうなりますね。久々に見応えのあるドラマに巡り合えました」(前出・エンタメ誌記者)
登場人物には実在のモデルがいる。複数のモデルを1人に集約した人物設定もあるそうだが、それが誰なのか推理しながら観るのも面白そうだ。中島みゆき“夫妻”の再登場にも期待したい。
(笠松和美)