連勝街道をばく進し、いまや日本一注目される中学生となったプロ棋士の藤井聡太四段。5月25日には竜王戦のランキング戦6組で優勝し、プロになって初の賞金93万円をゲットした。ほかにも一戦ごとに対局料が入ってくることから、今年中に若手サラリーマンの年収並みに稼ぐのはもはや確定的だ。
ここで気になってくるのが、藤井四段が稼ぐ大金の行方。プロ棋士は個人事業主扱いとなるが、中学生の彼が様々な収入や支出、そして税金までのすべてを管理しているとは考えづらい。となるとやはり、ここは親の出番ということだろうか。
「プロ棋士としての稼ぎはすべて藤井四段本人が受け取ります。彼が未成年者なので法定代理人の親に入ると勘違いしている人もいますが、子役や赤ちゃんモデルなどと同様に、収入は本人に帰属するのです。そのため藤井四段は今後、確定申告や税金の支払いなど、大人と同じ手続きを行う必要があります。ただし親が全面的に手伝うのは間違いないでしょうけどね」(週刊誌記者)
そんな個人事業主の藤井四段だが、今年に関しては他の大勢のプロ棋士とは異なっている面もあるという。
「それは健康保険です。彼がプロとして稼ぐようになったのは今年からなので、現時点での藤井四段は親の扶養家族。そのため健康保険も被扶養者として親の保険に加入しているはずです。それが来年には国民健康保険に加入することとなり、自分自身で加入手続きを行う必要があります」(前出・週刊誌記者)
藤井四段がいま所有している健康保険証には「家族(被扶養者)」と印字されているはず。それが来年には「本人(被保険者)」と替わることになるようだ。
(白根麻子)