7月6日、バラエティ番組「人気芸能人にイタズラ! 仰天ハプニング77連発」(フジテレビ系)が放送された。同番組は、芸能人に次々とドッキリを仕掛けていくというものだが、その不快な内容に視聴者から批判が殺到しているという。
「前半は小学生が考えたドッキリを芸能人に仕掛けるなど、ほのぼのとした内容でした。しかし後半になると、Wエンジンのチャンカワイがロケ先で壺を割るように仕向けられ、さらに先輩芸人から長時間の恫喝を受け、一人で全額を弁償させられるという悪質なドッキリを放送。ほかには的場浩司らが万引きをしたとして、ニセ警察官から厳しい取り調べを受けるというものも。この内容に視聴者からは『ただ胸糞が悪くなるだけ』『出演者が、かわいそう』と辛辣な意見が飛び交いました」(テレビ誌記者)
昨今、様々な冤罪事件が世間を騒がせていることもあり、無実の人間を追い込むだけのドッキリを不快に感じる視聴者が続出したようだ。
しかも今回の放送では、仕掛けられた芸能人にネタバラシをする際、不自然にカットされていたシーンがあったという。
「チャンの壺割りではカメラが突入した際、彼は一切の笑みを見せずに『ふざけんなよ……』と真剣なトーンでつぶやきました。万引きドッキリを仕掛けられた的場も、スタッフが現れると顔を歪めながら『あぁっ!?』と不快感を露わに。しかしどちらの映像でも直後に不自然なカットが入り、最後は苦笑する様子でVTRが終了したのです。カットされた箇所にはおそらく、チャンや的場がガチギレする場面が映っていたんでしょうね」(前出・テレビ誌記者)
同番組では過去にも女性芸能人の体重を無断で公開して笑い者にしたり、今回と同様の冤罪ドッキリを放送し、物議を醸してきた。フジは今後もこのような際どいドッキリ番組を放送し続けていくのだろうか。