今年のゴールデンウィークの最終日である5月7日(日)に、中国大陸から偏西風などに乗って「黄砂」が観測されたと気象庁から発表されました。前日の6日に西日本で初めて観測され、7日になって、西日本と北日本の広範囲で観測されたようです。
この黄砂、健康への影響はもちろん、女性にとっては肌への影響も気になるところですね。いったい、どんな影響があるのでしょうか。
嵯峨井 勝薬学博士の著書「PM2.5、危惧される健康への影響」(本の泉社刊)によれば、そもそも黄砂とは、中国やモンゴルの砂漠地帯から飛んでくる、非常に小さな土壌由来の粒子なのだとか。表面に細菌やカビがたくさん付着していることが問題で、これらが体内に入ることによって、気管支炎、気管支喘息、花粉症などのアレルギー性鼻炎、心臓疾患、脳卒中などのリスクが高まるのだそうです。
さらに、肌アレルギーを生じさせる「ニッケル」も多いといいます。気管支炎、花粉症などのトラブルのほかに、肌アレルギーが起こるともあれば、肌の美しさを守りたい女性にとっては放っておけません。
モデルの前田ゆかさんは、昨年の夏に痒みが出て大変だったため、黄砂や花粉、ストレスなどに強い肌をつくることを目指している、とブログでつづっています。やはり美女は黄砂にも気を使っているようですね。
最近では、黄砂対策のための化粧品がぞくぞく登場しています。紫外線だけでなく、黄砂など、環境汚染の肌へのリスクもちょっとは考えておきたいものですね。