現在、自身初のホールツアー真っ最中の浜崎あゆみ。9月11日、インスタグラムに投稿された1枚の写真が「もはや潔い」と評判だ。
その写真はルイ・ヴィトンとシュプリームのコラボによる入手困難なデニムジャケットをまとい、ペイントをほどこしたエルメスのバッグを正面に抱え、手にはメンズサイズの黄金のロレックス、脇にはシャネルのバッグといういでたちでVサインをするあゆをとらえたもの。すっぴん風メイクだが頭にはサングラスと、一見するとポイントがなくバラバラな印象を受けるファッションだ。
「普通の人がしたら失笑もののコーディネートですが、浜崎さんはもうこれでいいんです。この突き抜けた感じが彼女のファッションポリシーですから。エルメスのバーキンに落書き風のペイントをするのは、実は数年前から流行っている。有名なのはレディー・ガガやリタ・オラですね。バーキンの生みの親ともいえるジェーン・バーキンですらステッカーをベタベタ貼っています。高価なバーキンに落書きできてしまうほど余裕のあるセレブならではの流行。これを取り入れる浜崎さんはさすがですよ。
常識的に考えればこのバッグが主役になるわけですが、浜崎さんのこの日のファッションは主役だらけ。でもいいんです。浜崎さんが普通におしゃれな格好をしたらつまらないと思いませんか? 彼女は自身のファッションを確立している。それは評価すべきだし、個性になっていると思います」(ファッションライター)
一般人には納得できそうでできない見解だが、確かにあゆのファッションは「ブランド物で固める」という個性が突き抜けている。ぜひこのまま独自の道を一直線に進んでほしい。
(笠松和美)