みなさんは冷凍庫をどのくらい活用していますか? 長期保存のために買ってきた野菜やお肉を冷凍したり、お弁当用にお惣菜をあらかじめこしらえておいて、小分け冷凍しておく‥‥多くの人がきっとそんな使い方をしていることと思います。
しかしこの“冷凍”は、こうした保存のためだけではなく、実は“料理をおいしくする作用”もあることをご存知ですか?
例えば冷凍保存していた肉をステーキにして使いたいときは、まずは解凍することでしょう。しかし、実は凍ったままの塊をフライパンや鉄板の上に放り込んだほうが“おいしく焼ける”としたら、驚きですよね。
その秘密は、凍った肉のほうが全体にむらなく熱が伝わり、均等に火が通るから。解凍して焼くと表面に火が通り過ぎてしまうので、水分が蒸発して必要以上に堅くなってしまうんです。
しかも下味をつけたまま冷凍してもOK。肉や野菜に塩や酒などの好みの下味をつけてから冷凍し、凍ったらそのまま調理してみましょう。すると、解凍しながら火が通り、ジューシーに仕上がるはずです。
冷凍したものを焼く場合は当然、解凍したものを焼くよりも時間はかかりますが、自然解凍の手間がない分、時短にもなりますよね。
ステーキ肉を買ってきた際には、ぜひ一度試してみてください。