10月16日にスタート予定だった月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(フジテレビ系)の放送開始日が、23日に延期されると発表された。同ドラマは、篠原涼子演じる主婦が、議員報酬目当てに市議会議員を目指すという物語である。
「フジは今回の放送延期について『第1話に選挙のシーンがあり、10月16日が衆議院選挙公示期間中にあたることから、総合的に判断』と説明しています。また一部報道によると、同ドラマは女性が政界進出するという内容ですから、放送すれば小池百合子びいきと取られかねない。そのため時期をズラしたのではないかと囁かれています」(テレビ誌記者)
そんな「民衆の敵」が放送されるフジの月曜9時枠といえば、7月期の「コード・ブルー」が大ヒット。その勢いに乗って高視聴率が維持できるかどうかに注目が集まっている。しかし局内では、早くも不安視する声が飛び交っているという。
「10月5日発売の『週刊新潮』によると、『民衆の敵』第3話の中で、出演者のトレンディエンジェル・斎藤司が別の出演者から『このハゲーー!!』と怒鳴られるシーンがあるのだとか。これは明らかに、秘書への暴言で問題となった豊田真由子前議員のパロディでしょう。しかし放送時期を考えると、すでに衆院選は終了し、ネタ的にも遅すぎるため、スベる可能性が高い。しかも内容が若者から支持を得る月9の視聴層と合わないということで、局内では爆死するのではと戦々恐々だそうです」(前出・テレビ誌記者)
一般の主婦が成り上がっていくという物語は、低視聴率で打ち切りとなった真木よう子主演の「セシルのもくろみ」(フジテレビ系)を思わせる。今回の「民衆の敵」は、せめて最後まで完走できるといいのだが。