独自の言葉を駆使したグルメレポートで人気の彦摩呂。三浦友和と共演する明治プロビオヨーグルトPA‐3のCMでも「乳酸菌のファンタジスタや~」と、彼らしい名言を叫んでいる。
「彦摩呂が発する味に対する表現は独特でキャッチー。しかも的確にその味を伝えてくれる。15年ほど前に、北海道の市場で食べた海鮮丼に対して『うわぁ、海の宝石箱や~!』とレポートしたことがきっかけで、現在のグルメレポーターとしての地位を築きました」(広告代理店関係者)
88年にフジテレビ主催の「ナイスガイ・コンテスト」で準グランプリを獲得し、翌89年には秋元康プロデュースの男性アイドルグループ「幕末塾」のメンバーに。さらにその翌年90年には本木雅弘主演の映画「ファンシイダンス」に出演。本木と同じ修行僧の一人として、坊主頭の美少年姿がしっかりと映っている。
そんな彦摩呂のグルメ語録でもっとも有名なのは、やはり「味のIT革命や~!」だろう。しかしこの言い回し、実は彦摩呂のオリジナルではないのだ。
「同じ太田プロの土田晃之がお笑いコンビ、ユーターン時代に考案したものです。お互いにコンセンサスは得ていますが、彦摩呂は土田に頭が上がりません」(前出・広告代理店関係者)
そうは言っても、他の語録はすべて彦摩呂オリジナル。視聴者、そして紹介されるお店側にも、新しい彦摩呂語録に期待している者は今でも限りなく多い。