今年7月8、9日に行われた日本武道館公演の数日前に転倒し、腰や背中を負傷して車いす移動が目撃されていた歌手の松田聖子。痛々しい姿だっただけに、病状が心配されたが、現在開催中の「第30回東京国際映画祭」に出席し、元気な笑顔を見せた。松田は、斎藤工主演映画「ラーメン・テー」に出演。映画祭内で、10月27日に行われた同映画の完成報告会に斎藤とともに登壇したのだ。
しかし、報道陣の関心は、松田の病状もさることながら、今年5月に俳優・村田充との結婚を発表した娘の神田沙也加との関係だった。当然のごとく質問が飛び交ったが、松田は完全無視を決め込んだのだった。
1人娘の結婚に関して、祝福どころか、一言のコメントも出さない松田。なぜこうも冷ややかな態度なのか気になるところだが、聖子を古くから取材している芸能ジャーナリストが解説してくれた。
「別に驚くことじゃないですね。そもそも聖子は、1986年に沙也加を出産してますが、産休中からレコーディングをし、翌年4月にはシングルもリリース。このころから全米デビューの準備を始めています。89年には、歌手の近藤真彦とニューヨークでの密会写真が出たし、語学の家庭教師だったジェフ・ニコルスとの不貞もジェフに暴露されました。
結果、神田正輝とは97年1月に離婚するのですが、聖子は当時10歳の沙也加を両親にあずけて、渡米していました。そんな折にも神田は、別れた妻の実家に毎晩出向いて沙也加の面倒を見ていた。また、沙也加が母親の反対を押し切り、高校卒業を機に芸能活動を休止した時、聖子は援助をしませんでした。沙也加は、懐石料理店の仲居やウエイトレスをして生活費を稼いでいたんです。自分から離れていった沙也加とは、依然大きな壁があるんですよ」
大スター松田聖子の人生観は、常人には理解しがたいもののようだ。