来年3月をもって終了することが決まった「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)。96年秋からスタートし、視聴率20%台を連発していた時期もあったが直近10回の平均視聴率は6.1%(スペシャルを除く)と低迷。「終わるのはショックだけれど最近はつまらなかった」「新レギュラーが増えた頃から見なくなっていた」など、番組が終わる寂しさはあるものの、最近の内容を考えると“打ち切りやむなし”と感じている視聴者も多いようだ。
「11月4日放送回では、人気企画『オファーシリーズ』で三浦大知のバックダンサーとしてナインティナインの岡村隆史が踊る収録を終え、1人でロケ車に戻ってきたところで『番組3月終了』を番組総監督から伝えられました。瞬間、岡村は『えっ‥‥めちゃイケ、リアルなやつですか?』と絶句。この反応にネット上では『視聴率低下は岡村のせいじゃないのに』『岡村のメンタルが心配』といった声が続出しています」(エンタメ誌ライター)
“平成のひょうきん族”を目指し、土曜の夜8時枠でスタートした「めちゃイケ」。04年10月9日放送の「オールスター夢の激突8周年大感謝祭スペシャル!!」では番組歴代最高視聴率の33.2%を記録。人気の抜き打ちテストシリーズ「国立め茶の水女子大学附属高等学校・中間テスト」や、父兄から「教育上よろしくない」と指摘されていた企画「数取団」などが視聴者を大いに楽しませた。
11月5日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)では、ダウンタウンの松本人志がこれを受け「今後どんどん難しくなるっていうのは、ほぼ間違いないでしょうね」とバラエティ番組の行く末を語ったが、「めちゃイケ」の終了によりテレビの過渡期を感じている人も少なくないのではないだろうか。